垣生中学校日記
垣生中学校日記
11月25日(水) 命の講演会を行いました。
2020年11月26日 10時41分
国際理解コーディネータ 中矢 匡 氏(昭和55年度垣生中学校卒業の先輩)をお迎えして、命についての講演会をしていただきました。2年生が、道徳科の授業で、道徳資料「国境なき医師団・貫戸朋子」あなたは、どんな時に「命の大切さ」を感じるだろうか。を学んだ後での講演会となります。【生命の尊さ】という価値の理解を、客観的に観念的に理解することではなく、自分のこととして考え、自分の生き方の手掛かりとして理解を深めていくことを期待しました。講演は、民族衣装、海外の写真、VTRを使われ「命について 生きるとはどういうことなのか」、豊富な海外の旅から学ばれたことを土台にお話いただきました。道徳資料に出てくるボスニア・ヘルツェゴビナ紛争に関係のある話から、シルクロードの遊牧民と暮らした日々やエチオピア部族ハマル族の掟、カルカッタの路地で消えていく命、ガンジス河の沐浴、死を待つ人々、被災地に生きる石巻の子供たちの話など、盛りだくさんの話がありました。また、本校の思い出、恩師 西村 善太郎先生との出会いとサッカーについても、熱く熱く、語って下さいました。人との関わりを大切にされる 中矢 匡 氏の講演は、道徳の目標につながる、人間としての生き方についての考えを深めるいい機会となりました。世界の民族衣装を身にまとうことができた生徒もおり、国際理解を肌で感じ、あっという間に時が過ぎていた貴重な時間でした。
【生徒所感より】
私は、今日の授業で命の大切さについて学べたと思います。インドでたくさんの人が、家もなく路上で生活している人がいるということを知って驚きました。そして、私は生きる意味がずっと分からなくて悩んでいました。でも、みんなそれは同じで自分で探さないと分からないことを知って、私はこれから生きる意味を探しながら生きていきたいなと思いました。いろいろな人の役にたてるように大人になって後悔しないような人生を送りたいなと思いました。
私は、今日の授業で命って簡単に考えてはいけないなと改めて思いました。世界には、服も着れないほど貧しい人や死を待つ人々がたくさんいることにとても驚きました。まだ争いが起こっている地域や戦争は終わっていても地雷が埋まっていたりするところあることを知り、とても悲しい気持ちになりました。「何も失ってないから、失うとどうなるかわからない。」その通りだと思います。今、当たり前のように家族がいて、友達がいて、学校があって、家がある。でも、それは決して当たり前ではないことをしっかり意識して、生きていきたいと思いました。