分散登校が始まりました。

今日から、分散登校が始まりました。長く続く臨時休業の中、段階的になりますが学校での教育活動が始まりました。登校してくる生徒に声をかけると、「緊張しています。」と返ってきました。そこで、一句…。いや、いや、子どもたちの俳句をいくつかをご紹介します。

オンライン手を振る祖母や春深し

「オンライン」、今回の休業中よく聞かれた言葉。オンライン授業、オンライン帰省、オンライン食事会・・・。物理的なつながりがかなわなければ、人はやはり何らかの形でつながっていたいものなのだと改めて認識しました。その「オンライン」という言葉を利用したことで、共感を呼び多くの先生に選んでもらったようです。そんな新しい日常と「春深し」という大人びた季語がうまく出会ったことで洗練された句になりました。

葉桜を窓から見上げる午前九時

自宅待機している間に、桜は散り葉桜へと姿を変えました。垣生中の桜の下で新しい仲間たちと記念写真を撮ることもできないまま季節が変わろうとしています。作者が眺めているのは、教室ではなく自宅の窓からの景色です。いつもなら授業中であろう午前九時に、自宅の窓から眺める葉桜というのも何だか切ないですね。「午前九時」という具体的な言葉が効いていて、読む者のイメージを広げてくれます。

ウイルスの終息を待つ葱坊主

新型コロナのウイルス感染が早く収まってほしいという気持ちを詠んだ俳句は、今回たくさんありましたが、この句のいいところはそれと一見無関係な「葱坊主」という季語を持ってきたところです。葱坊主もそれを願っているようだとも読めますし、葱坊主という愛きょうある形状、名称の季語を取り合わせて、深刻な状況から気持ちを逸らそうとしているようにも取れます。~何事もなき顔をして葱坊主 ~ 露木茂子 

今年度初めての垣生中俳句会。臨時休業中だったため、家庭訪問で用紙を配布し、それを先生方が回収するという異例の形になりました。ですから全員参加は難しいだろうと予想していましたが、ほぼ全員参加の形となりとてもうれしかったです。その内容も、いつもとは違う日常への思いをうまく表現されたものが多く、垣生中俳句会のパワーを感じました。~国語科俳句担当教師より~